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猫の大家さん
【HP】エイブル(企業)>猫の大家さん 【ジャンル】SLG 【価格】無料 【容量】5MB 【更新日】2012/4/13
あなたは猫の大家さん。かわいい猫を集めて、かまって、眺めて、楽しもう!

猫の大家さんになって、住人ならぬ住猫を増やしていくゲーム。気まぐれな猫たちがふらりと部屋にやって来ますので、ごはんをあげたり撫でたりしながら「なつき度」を上げていきます。
「なつき度」がMAXになると住猫になり、毎日家賃を払ってくれるようになります。そのお金で猫のごはんやオモチャなどのアイテムを買い、また新たな猫をオトしにかかります。
猫は全部で12匹(今後のアップデートで増える可能性も)。でっぷり太った三毛猫や、スマートなシャム猫など、様々な種類の猫がいて、出現する時間帯や食べ物の好みなども異なります。
ゲームとしては単調ですが、部屋で思い思いにくつろいでいるにゃんこたちを眺めているだけで、ほっこり癒されました。個人的には、三毛猫のみけとペルシャ猫のモモが好きですね。ずんぐりむっくりなみけと、フワモコなモモ、どちらも愛らしくて悶えます。
欲を言えば、猫たちの仕草がもっといろいろあれば嬉しかったですが、企業の無料宣伝ゲームですので、あまり多くを求めるようなものでもないか。
不動産会社エイブルによる制作で、タイトル画面にエイブルのペット可物件特集などへの誘導リンクがありますが、特にゲームの邪魔にはなりません。


悪魔は囁くだけ ―復讐―
【HP】sweet ampouleスマートフォン版] 【ジャンル】ノベル 【価格】170円 【プレイ時間】周:1時間/総:2時間半 【ツール】Artemis Engine 【容量】13MB 【更新日】2012/3/20 【参照】攻略チャート
美雪、千花、沙月は中学の頃いつも一緒にいた仲良し三人組だった。しかし、高校生になった今、沙月はクラスから疎外されており、美雪と千花は見て見ぬふりをしていた。罪悪感を抱えながらも、何もできずにいた美雪だったが、ある日を境に、美雪もイジメの標的となる。辛い毎日に耐えかね、自殺を図ろうとした美雪の前に美しい悪魔が現れ、美雪に契約を持ちかけるが……。

美しい悪魔と愚かなニンゲンたちの不条理サイコホラー。青年の姿をした麗しい悪魔から、“復讐”するための力を与えられた美雪。復讐に身を委ねるか、悪魔の囁きに抗うか。自分を裏切った友人への憎しみに揺れ惑う美雪の心の動きは自然で、感情移入しやすいものでした。
甘い言葉で美雪を魅了する悪魔の誘惑がいちいちエロくて、妙にドキドキしてしまいましたね。悪魔が欲しているのはあくまで食料としての美雪の魂なのですが、なんだか別の誘惑をされているように思えてならず。エロいエロいと思いながらプレイしていたら、ガチでエロいエンディングもあって吹いた(性描写はありません)。美雪が「あたしを抱いて」と言った時の、悪魔の意地悪な言葉責めったらもう。
13種類ある結末は全てバッドエンド。悪魔の囁きに翻弄されるニンゲンたちの、不条理と残酷に満ちた物語。今のところ、sweet ampouleさんの作品の中では、これが一番好きですね。こういったコンセプトの作品なら、もっとエグい結末だらけでも良かったような。iOS版の他、Android版も有り。


LOOP THE LOOP 第二幕・錯綜の渦
【HP】sweet ampouleスマートフォン版] 【ジャンル】ノベル 【価格】無料 【プレイ時間】10時間 【ツール】Artemis Engine 【容量】46.2MB 【更新日】2012/3/10
まどか町連続失踪事件から9ヶ月。大学入試を控えるレミのもとに、一通の手紙が届く。事件以来、一切の連絡をよこさなかった“彼”からの招待状だった。彼の主催する船上パーティーで、『館』からの生還者たちが再び一堂に会することに……。

異空間サスペンス「LOOP THE LOOP」シリーズ第二幕。前作の『館』メンバー11名に加えて、冴木の妹や部下、カイの恋人など、10名が新たに登場します。
今回の舞台は『船』。何も分からず手探りだった前回と異なり、今回は異空間LTL(LOOP THE LOOP)の仕組みが既に解っているので、最初から皆で脱出に向けて行動します。
LTLで死んでも現実世界に生還できることが解っているため、LTL内における命の扱いが軽くなり、残酷な連続殺人が起きても、さほど深刻にはなりませんでした。また、前回からの仲間は凶悪な犯人になり得ないことが確定しているので、悪い意味で安心してしまい、前作より恐怖が薄れてしまったのは残念です。
とはいえ、次から次へと人が死んでいく中盤のスピーディーな展開はやはり楽しめましたし、読者を飽きさせない作りになっていました。
終盤で、ある人物を説得するシーンが異常に延々と果てしなく続くのですが、長くてくどい上に熱弁の内容もチープで、そこはいささかうんざりしましたね。作者さんの主義主張はもう少し控えめにしたほうが良いかも。
芸術家のアキは、前作からずっと何を考えているのか分からない謎の人物ではありましたけども、まさかああ来るとは。次作『藝術家の庭』は、彼の内面に迫るシナリオになるのでしょうか? これまでとはまた異なる様相になりそうで楽しみです。iOS版の他、Android版(無料)とPC版(1500円)も有り。


Candy Box
【HP】これが好きだといいな同志を待つBLOG) 【対象】18推 【ジャンル】ノベル 【価格】無料 【プレイ時間】20分 【ツール】Artemis Engine 【容量】iOS版:54.7MB、PC版:24.6MB 【更新日】2012/2/27
「ねえ、徹ちゃん。あたしたち、もっと知りあうべきだと思わない?」 知り合って三カ月も経たない六月のある日、彼女の言葉が何を意味するか知ってなお、僕は頷いていた──。

iPhoneノベル『如月の宝玉』のスピンオフ。恋に似ているようで恋ではない、“僕”と“彼女”の高校二年間の奇妙な関係を描いた青春短編。互いに何らかの感情を抱きながらも、それぞれ恋する相手は別にいる。そんな付かず離れずの微妙な距離感にドキドキしました。
性に奔放で、いつも明るくて、“僕”の心を全て見通しているような、甘いキャンディのような女の子。恋愛系ノベルでよく見る王道ヒロインとは異なる明け透けな人間性が魅力で、“僕”が彼女に惹かれていく過程も納得できました。一部に性描写も若干ありますが、性的興奮を煽るようなものではありません。ほろ苦いラストにしんみりしつつも、どこか甘酸っぱさの残る作品でした。iOS版の他、PC版も有り。


ワトソン : ザ・ビギニング (シャーロック・ホームズ) Watson : The Beginning (Sherlock Holmes)
【DL】App Store 【ジャンル】推理ADV 【価格】170円 【プレイ時間】2時間 【容量】26.5MB 【更新日】2011/8/27 【参照】攻略メモ
過労で倒れたホームズを連れて、田舎のライゲートへ療養にやって来たワトソン。しかし、その土地でも殺人事件が起こる。殺されたのは、大地主カニンガムの屋敷の御者ウィリアム。ホームズは事件に興味を示すが、彼の身体を心配したワトソンは、ホームズの代わりに事件の解明を買って出ることに……。

ホームズとワトソンの小事件。コナン・ドイル著『ライゲートの大地主』をアレンジしてゲーム化したもの。療養中のホームズの代わりに、ワトソンが田舎で起こった殺人事件を調査します。なぜかワトソンが美少女(笑)
ホームズの助言を得ながら、聞き込みや探索で手がかりを集め、適切な手がかりを選んで提示することで、警部さんを説得したり、犯人を追いつめたり。手がかり(証拠)をドーンと突きつけて相手の証言を崩していくあたりは、『逆転裁判』を彷彿とさせますね。
間違った選択をするとホームズのワトソンへの信頼度が下がりますが、かなり簡単なので、ゲームオーバーになることはまずありません。簡単というより、ホームズとの会話でほとんど答えが出ているので、あまり自分で考える余地が無い感じ。
美少女版ワトソンは、見た目は柔和な淑女なのに、従来の男ワトソンの口調で凛々しく振舞っていて、なんか萌える。ちょっとした仕草もアニメーションで細かく作られていて、とても可愛らしい。手がかりを突きつける時の強気なドヤ顔もたまりません。
作者さんは韓国の方なのでしょうか? 英語・日本語・韓国語の中から言語を選択できますが、日本語は文法の怪しい箇所がちらほら有ります。単純に誤字脱字も多い。
ちょこちょこ粗の多い作りで、ゲーム的には物足りなさもありましたが、まあとにかくワトソンが可愛い。これに尽きる(笑) もし続編があるなら、次はもう少し程良く思考できる難易度を期待したいところです。


LOOP THE LOOP 第一幕・飽食の館
【HP】sweet ampouleスマートフォン版] 【ジャンル】ノベル 【価格】無料 【プレイ時間】10時間 【ツール】Artemis Engine 【容量】49.3MB 【更新日】2011/8/13
連続失踪事件で世間を賑わせているS区まどか町。まどか町で平凡な生活を送っていた高校生の荒川零弥(あらかわ・れみ)は、見知らぬ館で目が覚める。そこには、失踪したはずの11人の男女が居た。しかも、その館は欲しいものが何でも手に入る不思議な館で……。

不思議な力が働く異空間の館を舞台としたサスペンス長編。館に集められた12人の失踪者。主人公のレミは、館の12人目の“家族”として温かく迎え入れられ、楽しい共同生活が始まります。前半は館の住人たちの和やかな日々が描かれ、後半は残酷な連続殺人が幕を開けます。
平和な日常から一転……という構成は良いのですが、ダラダラした日常が4〜5時間くらい延々と続くのは、さすがに苦痛でしたね。前半だけで、ぐったり疲れました。
完全にダレて読み飛ばし気味になってきた頃に、ようやく第一の殺人が起こります。以降は一人また一人と殺され、仲の良かった住人たちの間にも不和が生じ始め、惨劇へとまっしぐら。後半は一気に物語が動き、緊迫感のあるサスペンスを楽しめました。
ほとんど何でもアリの特殊な館なので、殺人のトリックも現実ではあり得ないぶっ飛んだものなのですが、館の制約を犯してはいないため、いちおう納得できる形になっています。
直接的な残酷表現は控えめにされていますが、できれば血まみれ惨殺死体の有様はスチルでしっかり見たかった気もしますね。
わりと主人公が安全圏にいるので、もっと主人公に死の危機があれば臨場感も増したのに、とも思いますが、犯人の心情を考えると、仕方ないのか。
読了まで10時間ほど。スマートフォンで遊べるフリーゲームとしては充分すぎるボリュームで、読み応えがありました(ただ、やはり前半の長さは要らなかった)。セーブが少ないのは不便でしたが、クリア後にチャプターセレクトが追加され、好きなシーンから読めるようになるので、さほど問題なし。iOS版の他、Android版(無料)とPC版(1500円)もあります。


The 時給探偵〜17時までの名探偵〜
【HP】劇団東京都鈴木区 【DL】App Store 【価格】無料 【ジャンル】ノベル(選択肢なし) 【プレイ時間】1時間10分 【ツール】Artemis Engine 【容量】336MB 【更新日】2011/6/25
空澤木ココゴロウが経営する「からさわぎ探偵事務所」には、今日も依頼の電話は無く、家賃もろくに払えない有様。そんな小さな探偵事務所に、なぜか男の死体が転がっていた。この死体は誰なのか、何故ここに死体があるのか、全くの謎。空澤木は、この謎の解明を何らかの形で誰かからの依頼ということにして金を稼げないかと考える。アルバイト助手の駒小舞とまと少年のシフトは17時まで。それまでの90分間で空澤木探偵は死体の謎を解くことが出来るのか?

冴えない探偵と、定時までしか働かない助手のミステリーコメディ。2010年に公演された劇団東京都鈴木区の舞台をノベル化したもの。舞台の脚本をそのまんまシナリオに、役者さんの立ち姿の写真を切り貼りで立ち絵風に、各シーンの舞台写真をスチル風に仕立てられています。
舞台の脚本なんてなかなか読む機会もありませんし、実際に公演された舞台がノベルゲーム形式で再現されているのは新鮮でした。元が舞台だけあって、シーン毎のスチルが豊富で、切り貼りの立ち絵写真もいろいろなパターンがあり、ビジュアル面でも楽しめました。
登場人物が皆とぼけた人たちばかりで、死体が目の前にあるというのに大して深刻になるわけでもなく、グダグダと呑気な会話を繰り広げています。そういうノリなので、てっきり「実は死んでませんでした〜」みたいなギャグオチを予想していましたけれども、ラストは意外にもシリアスな犯人解明でした。[彼女]一人だけ[ピンスポット人物紹介]が無かったのは、すっかり見落としていましたねえ。
他の舞台作品も随時ノベル化予定とのことなので楽しみです。テキストがページを跨っていて読みにくいので、そこは直していただけると嬉しい。


むりゃかみゆうの海猫館殺人事件
【HP】名古屋六月亭 【DL】App Store 【ジャンル】ノベル 【価格】無料 【プレイ時間】1時間半 【ツール】Artemis Engine 【容量】43.4MB 【更新日】2011/10/10
南海の孤島「海猫島」には一人のミステリー作家が住んでいる。徹底した人嫌いである彼は、デビュー以来、一度も顔出しをしたことが無い。孤島の館で誰とも会わずに執筆活動を行い、一年に一度だけ四人の編集者を招いて原稿を手渡す。新人編集者でありながら、その役目を任された俺は、海猫島で思わぬ人物と再会する。自称名探偵のむりゃかみゆう。彼女(彼?)は、この島で起こる殺人事件を解決するために来たと言うのだが……?

少女なのか男の娘なのか性別不明の自称名探偵「むりゃかみゆう」が、主人公と共に殺人事件に挑むミステリー。絶海の孤島、正体不明のミステリー作家、招かれた四人の編集者、そして探偵……と、いかにも本格ミステリーっぽい舞台を用意しておいて、いきなり主人公が別世界へ飛ばされるトンデモ展開。時間を遡った別世界で新たな事実を発見することで、主人公が海猫島で起こった事件を推理します。一応ミステリーの体は成しているのかと思いきや、ミステリーの存在意義をぶち壊すオチに笑った。
どうやらむりゃかみゆうは「うみねこ厨」という設定らしく、唐突に台詞の中に真実の赤文字を放り込んできたりもします。しかし、タイトルに「うみねこ」を掲げているわりには、うみねこネタは控えめなので、もっとあちこちうみねこネタまみれでも良かったかも。
一部、主人公に関する伏線のような文章があって気にかけていたのですが、特に回収されずに終わってしまいました。今後シリーズ化の予定でもあるのか、何なのか。


HANA-時計
(公開終了) 【HP】Empty Shadow 【価格】無料 【ジャンル】ノベル(選択肢なし) 【プレイ時間】40分 【ツール】Artemis Engine 【更新日】2011/9/3
神様なんていない。いるはずない。いるんだとしたら、あまりにも世界は不公平すぎる──。

とある公園の花時計を舞台にした8つの短編集。花時計には1時間ごとに変わる仕掛けが施されており、8つの短編の中で、登場人物たちがそれぞれの時間帯で異なる仕掛けに出会います。
登場するのは、人付き合いの下手な作曲家、将来に漠然とした不安を抱える優等生、恋人に酷い言葉で振られた女性、夫に先立たれ生き甲斐を失った老女など。年齢も境遇も様々な彼らが1つの花時計と出会うことで、自分を見つめ直したり、前向きになれたり、ほんの少し変わったり変わらなかったりするお話。特に大きな展開は無く、どうということはない話ばかりですが、心がほんのり温かくなる短編集でした。